多読ってなぁに?英語力が伸びるって聞いたよ〜。
多読はね、自分のレベルに合った本をたくさん読んで、たのしく英語を身につける学習法だよ。
ぼくにも出来る?
もちろん!一緒にやり方をみていこう。
多読とは?日本人に足りない「インプット」習慣
英語を身につけるには「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能が必要なの。
とくに、学び始めの段階では、インプット(読む・聞く)を中心とした学習が必要不可欠なんだ。
なぜなら読んで理解できない状態では、話したり書いたりすることはできないからだよ。
自分の中に知識として存在しないものを、取り出すことはできないからね。
そこで、インプット増やす方法の1つとして、多読をおすすめしているよ。
英語の学習を始めたばかりだと、覚える事が多いし難しいしで、勉強がつらくなり挫折しがち。
多読は易しい本を自分のペースで読むことが出来るので、ストレスが少なく継続しやすいんだ。
それでは、さっそく多読のやり方を確認していこう。
多読のやり方・効果を上げる3つのルール
辞書を使わない
知らない単語に出逢うたびに辞書を使用していると、読書のリズムが崩れてしまうよ。
分からない単語や表現は飛ばし読みするようにしよう。
分からない単語や表現が頻繁に出てきて、飛ばし読みをすると内容が理解できなくなってしまう場合、その本は多読用の本としてはきみに不向きの可能性が高いよ。
辞書がなくても完読できる、簡単な本を選ぼう。
自分のレベルに合う易しい本を選ぶ
自分のレベルに合っていない難しい本をいくら読んでも、多読の効果はうすいんだ。
なぜかというと、なんとなく「理解できたつもり」になってページを進めているだけの状態になってしまうからだよ。
理解できる内容の本を、日本語に訳したりせず、そのままの語順で読むことが大事だよ。
文章を読むことに慣れることで、理解力が上がっていくので、背伸びした本をえらぶのは今はやめておこう。
つまらなければやめる
理解できない本だけでなく、読んでてつまらない本もすぐさま読むのをやめちゃおう。
楽しく続けられるのが多読の魅力でもあるので、気にせず別の本にチャレンジしようね。
何度も言うけど、多読、ひいては英語学習は「続けること」が一番大事なの。
つまらないと感じたら、無理せず新しい本を読んでみよう。
多読の効果とは?
多読をすると、どんな良いことがあるの?
多読を読むスピードがどんどんあがり、文を読んだ瞬間に意味が分かるようになっていくよ。
特に英語の試験なんかでは、読むスピードがスコアに大きな影響を与える場合もあるので、試験を受ける予定のある人にも多読はオススメだよ。
その他にも、多読をするメリットはたくさん。
・ストレスが少ないので継続しやすく、英語学習への自信がつく
・教科書では学べない単語や表現などと出逢える
・文法や語彙などを学ぶことができる
・背景知識が身につく
日本語の本を読んで国語力を伸ばすように、英語の本を読んで自然に英語力を伸ばしていこう。
どのくらい読めば効果が出るの?
多読の目標としてよく挙げられるのが100万語なんだ。
100万語を読む頃には英語の語順のまま文章を読むことできる力が身につき、簡単な英語の本ならスラスラと読めるようになると言われているよ。
ちなみに英語の初心者だと読むスピードは1分間にだいたい100単語ほど(WPM100)くらいなの。
そうすると100万語達成にかかる時間は、毎日30分読書するなら1年、毎日1時間読書できるな半年、毎日3時間できるなら2ヶ月かかる計算になるよ。
本を読む速度は慣れれば慣れる程上がるから、後半になるほど更にかかる時間は短くなるはずだよ。
どんな本を読んだらいい?多読初心者にオススメの教材
LR(Leveled Reader)
英語圏に住む子供たちが国語(彼らにとっては英語)を勉強する為の本。
簡単なものだと毎ページにイラスト+数語の単語の本から用意されているよ。
人気のLRには「Oxford Reeding Tree」シリーズや「I Can Read」シリーズがあるよ。
GR(Graded Reader)
英語を学習する人たち向けて作られた、語彙や構文などを制限した本。
レベル別に分けられているので、自分に合った本を選びやすいのが特徴だよ。
LRとの大きな違いは、「第二言語」として英語を学ぶ人を対象としているので、大人が読んでも楽しめるようなジャンルを取り扱っているの。
GRの定番として「Penguin Readers」「Oxford Bookworms Library」などがあるよ。
多読がはかどる!知っておきたい用語集
HW(見出し語)
Head wordsの略。語彙レベルを表したものだよ。
「HW300」と書いてある場合、基礎単語を300個程度を知っていればこの本は理解できるという意味なので、本を選ぶときの目安となるの。
ただ、すこし問題があって、
HWに設定されている基礎単語は出版社によってバラバラな上に非公開なの。
そのせいでA社のHW400語レベルの本の方がB社のHW600語レベルよりも難しいといったことも。
そんな混乱する日本の英語学習者の為に作られたのが、次に紹介するYLだよ。
YL(読みやすさレベル)
Yomiyasusa Lebelの略。
出版社により本の難易度がバラバラな問題を解決しようと、古川昭夫氏・SSS英語多読研究会のボランティアの方々が実際に本を読みその難易度を数値で表したものが「読みやすさレベル」なの。
難易度は0.0(やさしい)〜9.9(難しい)までの100レベルによって表されているよ。
読みやすさレベルについてもっと知りたい人は、公式サイトをみてみてね。
https://www.seg.co.jp/sss/review/osusume.html
WC(総語数)
Word Countの略。本に出てくる全ての単語数の合計。
多読の目安となる100万語はこの累計100万単語の事だよ。
数え方としては、aやtheも1単語とカウントしてI’mなどの省略系は1単語としてカウントするよ。
WPM(読書速度)
Words Per Minutesの略。
1分間にどれくらいの数の単語を読めるか。
こちらのサイトで簡単に無料で測定する事が出来るよ。
https://www.sokunousokudoku.net/measuresan/
さあ、多読を始めよう!
なんだかボクにもできそうな気がする!
そのいきだよ〜!
自分のペースでコツコツ取り組もうね。
うん!まずはぼく、LRを読んでみるよ!